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千駄木腰塚のコンビーフ、おいしさの秘密

千駄木腰塚のコンビーフ

「いつものご飯やパンがごちそうに」という想いでつくっている千駄木腰塚のコンビーフ。今では大人気の商品になりました。多くのお客様に召し上がっていただけて嬉しく思います。

丁寧にほぐした牛肉の繊維と国産牛の甘い脂。幾度となく試作を重ね完成させた「究極のコンビーフ」です。熟練の職人が一つ一つ丁寧に仕上げているんです。食べ方も自由自在。そのままほぐしてご飯やパンに載せたり、火を通してジャガイモやたまねぎと合わせるのもおすすめです。

今回はこのコンビーフのおいしさの秘密をお伝えしたいと思います!

コンビーフとの出会いはアメリカのレストラン

40年前の海外視察で当時の社長と工場長がアメリカのレストランで初めてコンビーフを食べたことがコンビーフとの最初の出会いです。サイズも大きく「うまい!これを日本でも作って販売したいな」と思ったようです。「失敗してもやりたいことをやっていいよ」というチャレンジ精神が当時の腰塚にもあり、自家製のコンビーフを作ることにしました。

当初は内臓肉で製造を試みたようです。ピクルスの液に付け込んで臭みを消したり、触感の柔らかさを調整するため試行錯誤。付け込み液の配合を変えたり、炊き上げる時間を変えたり、いろいろと試すもののなかなか思うようなコンビーフができません。

それでも諦めずに工夫を重ねて出来上がったコンビーフはとても美味しくて、実は今でもレシピは変わっていません。当時の先輩が作り上げたレシピを今でも守り抜いているんです。

なかなか買ってもらえずに苦労したことも・・・

当店は谷中・千駄木よみせ通り商店街にあります。観光地なので人通りも多く地元の方々にも入りやすいお店です。今ではいろんなテレビ番組でもコンビーフを取り上げてくださいますが、最初からコンビーフが人気があったかというとそうではありません。なかなか最初は売れませんでした。美味しいのに売れなくて悔しい思いをしたと当時の方々から聞いたことがあります。それでも徐々に売れ始め、近所にお住まいだった『内海桂子・好江コンビ』の好江さんがラジオでも紹介してくださいました。それを聞いた方々が買いに来てくださったり、じわじわと人気が出てきて今では当店の看板商品となりました。今ではたくさんのテレビやメディアでも取り上げてもらえるまでになりとても嬉しいです。

おいしさの秘密は素材と食感にこだわった人による製法

アメリカで出会ったコンビーフは大きすぎて日本人にはちょっと食べにくいものでした。日本人の口に合うように、サイズを小さくして、柔らかくほぐしたものにしています。

機械を使わず腰塚の職人が手でほぐしているんです。機械でほぐすこともできるのですが、お肉の繊維が壊れてしまい食感に影響が出てしまいます。そのあたりが市販のコンビーフとは工程が異なるところです。手間がかかる工程こそ大事にしています。

オーストラリア産の牛肉をコンビーフに利用していますが、このお肉がコンビーフにぴったり。窯で炊き上げて、手でほぐし、良質な牛脂を混ぜて作ります。

この牛脂にもこだわっています。誰が食べても美味しいと感じていただけるように脂にもこだわっているんですよ。良質なオレイン酸が含まれている黒毛和牛を中心とした国産牛の牛脂を使用しています。この人肌でとろける「ちょうどいい脂」が口に含まれたときに溶け出し、味わい深いとろみとなるんです。

いろんな食べ方で召し上がっていただきたい

いろいろな食べ方で千駄木腰塚のコンビーフの味を楽しんでもらいたいと思います。コンビーフと卵かけご飯、わさび醤油で食べるコンビーフ丼、パンに乗せて食べていただいても美味しいです。なかにはカレーに入れると美味しいというお声もあります。スライスした玉ねぎと軽く炒めて食べてもとても美味しいのでぜひ試してみてください!

食べきれない場合は、冷凍保存が可能です。予め1回分に小分けしてラップにくるんで冷凍していただければ、1回分ずつ取り出せて便利です。ご家庭の冷凍庫で2ヵ月位を目安にお召し上がりください!

いかがでしたか、千駄木腰塚のコンビーフのおいしさの秘密。この記事を書いているとお腹がすいてコンビーフ丼を食べたくなりました!読んでくださった方々にもそのように感じていただければ嬉しいです。ぜひご賞味くださいね!店舗やオンラインショップで販売しています!

 

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